【JBL TOUR PRO+TWS レビュー】完全ワイヤレスイヤホン 狙い目はちょい前モデルから選べ!

ガジェット

今やスタンダードになりつつある完全ワイヤレスイヤホン。
私も3年前から使っています。
完全ワイヤレスイヤホンは先日発表、発売された「Apple AirPodsPro」「BOSE QUIETCOMFORT® EARBUDS II」が話題ですね。ノイズキャンセリング機能が前モデルよりもパワーアップしたり音質があがったり、期待のモデルです。

でも
はじめて完全ワイヤレスイヤホンを買おうかどうか迷っている方
ノイズキャンセリングって本当に利くの?と疑問に思っている方
イヤホンに4万円も出せないという方

これらのモデルは価格が高すぎると思いませんか?

そこで、
・完全ワイヤレスイヤホンを体験したい
・ノイズキャンセリング機能がどんなものか興味はあるけどいきなり高額な商品を買うのはためらってしまう
という方に完全ワイヤレスイヤホンの仕組みや特徴を解説、そしてリーズナブルでおすすめの商品を調べてみました。
私が購入したものも詳細にレビューしたいと思います。
今回結論としては、買い替えでJBL TOUR PRO+TWSを購入しましたので、購入までの経緯を書いていきます。

完全ワイヤレスイヤホンの仕組みと特徴

完全ワイヤレスイヤホンはその名のとおり左右のイヤホンが完全に独立したワイヤレスイヤホンです。
左右のイヤホンを繋ぐコードがないため、コードの取り回しの煩わしさはありません。
・Bluetoothを使ってスマホやタブレットなどと接続します。マイクも内蔵している機種がほとんどで、ワイヤレス通話もこなします。
防水機能を備えているタイプが多く、多少の雨やスポーツなどでの汗にも耐えてくれます。
・多くの製品が密閉型タイプなので、適度に遮音性があり没入感に優れています。
・開放型(オープンエア型)もあり、こちらは外音も聞こえやすい反面、周囲に音漏れもします。
充電式。すべてのモデルにおいて、イヤホンを収めるケースが充電器となっており、イヤホンを充電するバッテリーが搭載され、当然イヤホンも充電池で駆動します。

私の初めての完全ワイヤレスイヤホン ANKER「Soundcore Liberty Neo」

私がはじめて完全ワイヤレスイヤホンに触れたのは約3年前、2019年8月。
当時からAppleやSONYなどが完全ワイヤレスイヤホン、ノイズキャンセリング搭載の機種がラインナップされていましたが、まずは安価な商品で試したいと思いました。
そこで当時勢いが出てきたメーカーさん、アンカーの「Soundcore Liberty Neo」を購入しました。おそらく5,000円代だったと思います。
そのときは、やはりコードがないということが一番の感動でした。首回りにコードがないことでわずらわしさがありません。コードがあることが当たり前すぎたので全くの新しい感覚と言っても過言ではないくらいでした。
主には通勤の電車の中で使用、音質は悪くはなかったけど良くもない、少し音像がはっきりしない、のっぺりした音という印象でした。
その後、使い続けて3年経過したという感じです。

特に不満という不満はありませんでしたが、時々音質が不安定(低音が出なくなる時がある)になる現象が発生し、原因は不明でした。
そろそろ買い替えを検討しようかなというところで、いろいろ調べると、最近のイヤホンは「ノイズキャンセリング」と「空間オーディオ」が
トレンドになっています。
詳しく解説はいろんな方がしているのですが私が調べたことを記載しておきます。

ノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリングとは読んで字の如く、ノイズ(騒音)を打ち消す機能のこと。
ノイズを消す=聞こえないようにするためには
・そもそもノイズが入ってこないようにする
イヤーチップの形状を工夫し耳穴に密着させ、外音を通さないようにする=パッシブノイズキャンセリング
入ってきたノイズを信号処理により消し去る
イヤホンの外側に備えた集音マイクにより捉えた騒音と逆位相の音をイヤホンから出力し騒音を打ち消す=アクティブノイズキャンセリング
一般的にノイズキャンセリングイヤホンは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンのことを指しています。

空間オーディオとは

Apple Musicで提供している空間オーディオ。全方向から音に包まれているような感覚を味わえる音楽再生技術。ただし対応機器(IPhone,iPadなど)や対応のイヤホン(Apple Air Podsなど)、対応アプリ(Apple Music、Amazon Music Unlimitedなど)が必要。

買い替えに向けて検討していく

買い替えにあたり考えたことを書いていきます。

空間オーディオはあきらめた(将来へオアズケ)

ノイキャンと空間オーディオを楽しむために、Phoneを持っている自分として選択するのは「Apple Air Pods Pro2」一択なのではとも思ったのですが価格の高さで躊躇してしまいました。それに空間オーディオよりピュアに音楽を楽しみたい自分としては搭載されている機能としてはノイキャンだけで音質が良いモデルがあれば良いなと思うようになりました。
そこでApple Air Pods Pro2を購入するのではなく、「ノイキャン搭載で音質も良いもの」という視点で探すことにしました。

条件を確定させる

予算とほしい機能のすり合わせです。
条件は
・価格は2万円台まで
・ノイズキャンセリング機能つき
・音質が良い
この3つのポイントに決めましたので早速候補の製品を探してみることにします。

購入候補のイヤホン

SONY WF-1000XM4


ソニーの完全ワイヤレスイヤホン。口コミなどでも評価は高い。前モデルのWF-1000XM3よりもノイキャン性能もアップ。
メーカーの製品紹介ページ

JBL TOUR PRO+TWS


前モデルの「JBL CLUB PRO+」が大人気だったらしく、その後継機として2021年に発売。
メーカーの製品紹介ページ

ANKER Soundcore Liberty 3 Pro


アンカーのラインナップの中では高価な部類に入る。さまざまなこだわりで作られていて良さそう。
メーカーの製品紹介ページ

オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS50TW


大口径ドライバ搭載のイヤホン。オーディオテクニカらしいデザイン。重低音重視。
メーカーの製品紹介ページ

この4機種の中から絞り込む

SONYやオーディオテクニカは昔から使ったことのあるメーカーで好きです。特にオーディオテクニカはブレない特徴(重低音重視なところやデザイン)が
あって、久しぶりにホームページを見ましたが、良い意味で「あぁ、変わっていないな」とうれしくなりました。
ANKERは今まで使用していた「Soundcore Liberty Neo」がコスパが良すぎなので、逆に2万円弱の金額を出すのに戸惑ってしまいました。(アンカーの方には申し訳ない)
そしてスピーカーでは超有名のJBL。このメーカーが作るイヤホンに興味があったこともあり「JBL TOUR PRO+」を購入することにしました。

JBL TOUR PRO+TWS のレビュー

【価格】

定価が25,300円とそこそこするのですが、発売から1年以上経過して販売価格がかなり下がっています。私は15,000円程度で購入することができました。
とてもお得に買えました。

見た目

本体もケースも高級感があり、さすが定価が2万円超だけのことはあります。

音質

完全ワイヤレスイヤホンは、アンカーのSoundcore Liberty Neoしか使ったことはありませんが、それと比較してみた感想としては、音像がはっきりしており、ボーカルやコーラス、楽器の音の分離がよくそれぞれのパートがはっきり聞こえます。低音から高音までしっかり鳴っており今までSoundcore Liberty Neoでは曖昧にしか聞こえていなかった音がはっきりと聞き取ることができました。一言で言うと素晴らしい音です。さすがJBLですね。
ヘッドホンではSonyのMDR -CD900STというスタジオモニターに使用されているモデルを所有していますが、それに匹敵する音の分離感があります。(専門家ではないので個人の感想です)

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング機能は初体験ということで期待しかありません。早速通勤時の電車でONとOFFをして比べてみましたが、ONにすると周りの雑音がスッと小さくなりました。完全に消えるわけではありませんが、OFFの時と比べると明らかに小さくなっています。車内アナウンスなどは比較的聞こえますので、騒音のある空間が静寂に包まれるというわけではないです。過剰な期待はしない方が良いです。

外音取り込み

ノイズキャンセリングイヤホンには「外音取り込み機能」が備わっており、マイクを使用して外音を集音し聴かせてくれる機能があります。
これは密閉型イヤホンにはありがたい機能です。JBL TOUR PRO+TWSには2種類の外音取り込み機能があります。
・アンビエントアウェア:周囲の環境音を取り込む
・トークスルー:話し声の帯域を取り込む
トークスルーの方は自分の声も自然に取り込んでくれるので、イヤホンをしたまま話をしても自然にやりとりできます。密閉型イヤホンをしていると話しかけられるとかなり話はしにくいのですがこの機能を使用すると楽に会話できるので非常に楽です。今まではイヤホンを外す癖が付いていました。

操作感

専用アプリをスマホにインストールすると、イヤホン本体で操作する機能を自由に割り当てることができます。
アプリのトップ画面
 
設定できるタッチ操作は
・音量コントロール
・再生コントロール
・アンビエントサウンドの操作
左右に違う操作を割り当てることができます。私は音量を左に、アンビエントサウンドの操作を右に割り当てています。
 
再生する曲はiPhone本体で操作しないといけませんが特に気になりません。タッチ操作に割り当てることもできて、一時停止や、次の曲にスキップ、前の曲に戻る、などの操作ができます。タッチ操作の優先順位はよく考える必要があります。

気になるところ

ノイズキャンセリングONの時とOFFの時のサウンドのチューニングが違う
具体的にはノイズキャンセリングONの時はサウンド全体にダイナミック感があり低音もかなり良く鳴ってくれるのですが、OFFにするとスカスカになります。音質が悪くなることはないのでノイズキャンセリングOFFの時はEQで好みの音にすれば良いのですが。逆にノイズキャンセリングONの時はEQをいじらなくても良い音で聴けます。ノイズキャンセリングONでの使用を前提としているのでしょう。
マルチポイントに非対応
2台の機器に同時接続できるマルチポイントには非対応なので、ソースとなる機器を切り替えるにはBluetoothのペアリングをやり直す必要があります。複数の機器を使う方はこれが不便と思うかもしれません。ペアリングのやり直しはイヤホンをワンタップ+タップ長押しでペアリングモードにしてから接続する機器側でJBL TOUR PRO+TWSを選択するだけなので私はそれほど不便と思いません。電話する機器と音楽を聞く機器が違う場合はマルチポイントがあればと思うかもしれません。

まとめ

JBL TOUR PRO+TWS を購入してよかったと思います。
・そこそこ安く購入できた。
・ノイズキャンセリングが体験できた
・かなりの高音質イヤホンを手に入れることができた
充電式ということで遅かれ早かれ寿命が訪れます。
イヤホンにお金をいくらかけられるかは人により違いがありますが、
寿命は ハイエンドモデル=少し安いモデル なので
少しリーズナブルなモデルを購入するのが良いという結論に達し今回はJBL TOUR PRO+TWSを購入しましたが大満足です。
いきなり高価なモデルを買うよりおすすめです。

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